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NTT西日本と会津大学、家庭のパソコンを活用して惑星調査データを解析

 会津大学とNTT西日本は19日、惑星探査データ解析のための共同実験を20日から開始すると発表した。実験では、NTT西日本のグリッドコンピューティング技術「ひかりグリッド」を利用して、一般家庭のパソコンの余剰能力を集積し、惑星探査機からの膨大な画像データを処理するという。

 実験の対象は小惑星探査機「はやぶさ」が取得した画像データ。惑星地質学的なデータ処理・解析と関連する計算機シュミレーションの内、特に計算機能力が必要な処理にひかりグリッドを利用し、短期間で効率的に計算結果を得る実験を行う。

 実際の処理としては、小惑星「イトカワ」の二次元高解像度画像の一枚一枚の撮像条件に合わせて、三次元モデルと航法データを元に、太陽光の入射角度等の光散乱特性を反映させ、厳密な小惑星の見え方を再現するという。

 ひかりグリッドは、NTT西日本エリアのフレッツユーザーから提供されるパソコンをセキュリティレベルの高いネッワークで結び、各パソコンの余剰能力を集約して利用できるようにする技術。研究機関や企業が仮想的なスーパーコンピュータとして大規模な計算処理に利用できる。

 実験の進捗状況と成果は東京大学総合研究博物館の特別展示『異星の踏査−「アポロ」から「はやぶさ」へ−』 で随時公開される。

 今後、会津大学は小惑星表面の光散乱特性を始めとした表層環境の解析を進め、将来的には同様の手法で小惑星表層の土砂流動メカニズム、地球上の地滑りや土砂崩れ等の災害対策や惑星資源活用の研究に今回の実験の成果を活用していくという。NTT西日本は、地球観測衛星や天体観測衛星など惑星探査以外の分野への展開を図っていくとしている。 



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